個人事業の会計ソフト選びでは、 freee・マネーフォワード・弥生の3つがよく候補になります。

ただ、法人になると、同じ3社を見るにしても、見る順番が少し変わります。

結論からいうと、ひとり法人・小さな法人では、 最初に見るべきなのは「どれが一番有名か」ではなく、「税理士との相性」と「自分の運用に合うか」です。

結論|法人では「税理士との相性」が最優先

先に見ること考え方
税理士との相性税理士が使っているソフトに寄せるとラク
料金法人になると個人事業より上がりやすい
給与・請求書まで使うか会計だけでなく周辺も含めて考える
自分が続けやすいかひとりで止まらず使えるかが大事

このサイトとしては、法人ではまず税理士との相性を見るのがおすすめです。

法人で会計ソフトを選ぶときに先に見る4つ

1. 税理士がいるなら、まずその事務所との相性

ここが一番大きいです。

税理士と契約している、または決算だけお願いする予定があるなら、 税理士事務所が使いやすいソフトに合わせる のがかなり合理的です。

私自身も、法人では弥生を使っています。理由はシンプルで、契約している税理士事務所が弥生だからです。
会計ソフトそのものの好みより、やり取りがスムーズであることのほうが大事だと感じています。

2. 法人は料金が個人事業より上がりやすい

法人向けプランは、個人事業向けより一段高くなることが多いです。

  • freee ひとり法人
  • マネーフォワード ひとり法人プラン
  • 弥生会計 Next

このあたりを見ても、個人事業の感覚のままで見ると、やや高く感じやすいと思います。

3. 会計だけでなく、給与や請求書まで使うか

ひとり法人でも、会計だけで完結しないことがあります。

  • 役員報酬の計算
  • 請求書発行
  • 証憑保存
  • 経費精算
  • 年末調整

までまとめて使いたいなら、会計ソフト単体ではなく、周辺機能込みで選んだほうがラクです。

4. ひとりで止まらず使えるか

最後はやはり、ここです。

どれだけ機能が良くても、入力が止まると意味がありません。
法人でもやはり、続けやすいことは大事です。

結局どれが有力?

ソフト向いている法人
freee簿記より流れで進めたい。役員1人の給与までまとめたい
マネーフォワード会計以外のバックオフィスもまとめたい。料金を抑えたい
弥生税理士との相性や定番感を重視したい。王道で進めたい

この3つのうち、税理士が使っているものがあるならそれを優先、特に縛りがないなら、

  • ひとり法人でとにかく始めやすくしたい → freee
  • コストと周辺機能をまとめて見たい → マネーフォワード
  • 税理士とのやり取りや王道感を重視したい → 弥生

という考え方がわかりやすいです。

freeeが向いている法人

freeeは、 簿記の知識より、やることの流れで進めたい法人 に向いています。

そのため、

  • ひとりで進めたい
  • 給与も少し見たい
  • 会計の理屈より、まず回したい

という法人にはかなり向いています。

マネーフォワードが向いている法人

マネーフォワードは、 会計だけでなく、バックオフィス全体をまとめたい法人 に向いています。

なので、

  • 法人1年目
  • まだ取引件数が多すぎない
  • 会計・請求書・周辺業務をまとめたい

という人にはかなり有力です。

弥生が向いている法人

弥生は、 税理士との相性や王道感を重視する法人 に向いています。

特に、

  • 税理士事務所が弥生系に強い
  • あまり冒険したくない
  • 王道で進めたい
  • サポートも見たい

という法人には合いやすいです。

私自身も、法人では弥生を使っています。
このあたりは、ソフト単体の性能だけでなく、税理士との連携のしやすさが大きいと思っています。

迷ったときの決め方

1. 税理士が決まっているなら、その事務所に合わせる

これが最優先です。

2. 税理士がまだいないなら、ひとり法人向けプランを見る

freee の ひとり法人、マネーフォワードの ひとり法人プランは、1人運営をかなり意識した料金です。

3. 給与・請求書まで使うかで決める

周辺業務までまとめたいなら、freee やマネーフォワードは見やすいです。弥生会計 Next も請求書・証憑管理まで含めた方向で作られています。

4. 最後は体験して、止まらないものを選ぶ

結局、続けられることが一番大事です。

まとめ

ひとり法人・小さな法人の会計ソフト選びは、 個人事業と同じ3社比較で見てよいですが、 法人では見る順番が違います。

このサイトとしては、次の順で考えるのがおすすめです。

  • まず税理士との相性
  • 次に料金
  • その次に給与・請求書など周辺機能
  • 最後に自分が続けやすいか

結局どれがいいかと聞かれたら、

  • 税理士が弥生なら弥生
  • ひとり法人を自分で回しやすくしたいならfreee
  • バックオフィス全体をまとめたいならマネーフォワード

という整理が、いちばん実務に合いやすいと思います。

なお、会計ソフト全体の考え方を先に整理したい方は、 小さな事業に合う会計ソフトの選び方 もあわせて読むとつながりやすいです。